十人十色詩

作者の日常を綴ったもの。小説やゲームなどの話題あり。
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ダイ大~カリスマ騎士の再出発~ 203

※魔王軍集結。ターンはこちら。


 「邪魔をするな」

 炎魔塔は砕け、脆く崩れ落ちていく。
 瓦礫の山と化した、なれの果て。無残にも、散乱していた。
 それを見たハドラーは、驚愕の表情をする。

「な、何だと……!?
 炎魔塔が……砕けた……だと!?」

 目の前の光景が、信じられないのだろう。
 その声色に、畏怖が込められている。

 オレは肩をすくめ、わざとらしく話す。

「どうやら、ダイたちがやってくれたみたいだな。
 クロコダインもいることだし、少なくとも、危険な状態には走らない。
 それに、結界の機能がもう、果たせないしなーー」

 これで、オレたちの足手まといになるものがなくなった。
 あとは、フレイザードを倒し、レオナを助けに行くだけだ。
 なんとしても、ここは、オレが食い止める。

「――ポップ、ヒュンケル。
 あとのことは、オレに任せて、先に行ってくれ」

 氷炎魔人との戦いを、経験している二人。
 地底魔城のマグマにより、離脱したオレと。
 最優先にするなら、アバンの弟子であるこいつらだ。

「お前、また無茶をする気だろ。
 一人で何でもやろうとするな。おれたちも残るぜ」

「ククール。ポップの言うとおりだ。
 あのときのお前への借りは、まだ返していない」

 頑として、オレに反論するポップたち。
 心配する要素が、今までにあるせいなのか。

 一瞬、二つの破壊の鉄球が、こちら目がけて飛んでくるのが見えた。
 オレはとっさに、二人を突き離し、隼の剣・改を構え直した。
 腰を低くし、身構え、隼斬りの派生版――乱れ斬りを披露する。

 複数に分散された、鉄球と鎖。オレの周囲に、次々と落下していく。
 その矛先――アークデーモンらが、茫然と立ち尽くしていた。
 防がれたことに、戸惑いを隠せずにいる。

「――まだ、話の途中だ。引っ込んでろ」
 オレは冷淡になって、奴らに注意をした。
 自分たちの武器がなく、無防備となった悪魔系のモンスター。
 オレに対して、泡を食っていった。

 気を取り直して、ポップたちのほうへ視線を向けた。
 その眼差しは、恐れと尊敬とも言えない。
 何とも複雑そうな、負の感情。不安が先走っている。

「三人とも残ってしまえば、ダイたちの加勢ができないだろう?
 そうなると、フレイザードに対抗するのは難しい。
 オレのことなら、だああああいじょうぶだ。
 威厳のない魔王を、ちゃっちゃと片づけてやるよ」

 オレは不敵に笑い、ハドラーのほうを見やった。
 青筋を立てている、魔王の姿があった。
【 2015/01/23 (Fri) 】 ダイ大小説 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

両性こたつむり

Author:両性こたつむり
「君が望む世界詩」の管理人です。
ロマサガ2、ダイ大などの二次小説を書いていますが、FTやSFなどのオリジナル小説も書いております。

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